1977年1月15日 |
札幌いちご会結成。東京大学西村秀夫先生が1と5を文字っていちご会と命名。
(「みんなで道立福祉村への希望を語り合う会」として小山内美智子、澤口(旧姓長峰)京子が中心となり集まる。)
道立福祉村への個室要求。
いちご通信発行開始。 |

札幌いちご会の生みの親、
西村秀夫先生
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8月 |
民間アパートを借りて、女性障がい者4名(小山内、澤口(旧姓長峰)、大高、伊藤)が4日間の第1回合宿を行う。
現在のいちご会理念「自分で買って、自分で作って、自分で食べた」が生まれる。 |
1978年3月 |
一軒家を借りて1か月の実験合宿生活
小山内、澤口(旧姓長峰)、林を中心に数名参加。 |

1か月の合宿生活
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9月 |
1カ月の合宿の記録『自立をみつけた』いちご会出版。
小山内、東京にて東京青い芝の会メンバーと交流。
STV(札幌テレビ放送)「サンデー九」出演 |
12月 |
茶木豊子の呼びかけにより、療護施設グリンハイムでいちご会会議を実施。 |
1979年 |
事務局体制をとり、初めて会計報告を行なう。 |

初めてのスウェーデン旅
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6月 |
道立福祉村開村、個室化実現。いちご会メンバーは入村せず、地域での生活を選択。 |
7月 |
澤口京子、ボランティア男性と結婚。 |
8月 |
スウェーデン研修旅行のカンパ活動を行ない、小山内、米村哲朗、河村圭伊子(介助者)の3名で旅行を実現(8/10~31) |
9月 |
茶木、土井正三、第4回車いす市民全国集会(東京)に参加。 |
11月 |
札幌市にケア付き住宅建設を要求。 |
1980年 9月 |
3人の障がい者(小山内、土井、池田源市)がアパート「みちハウス」にて自立実験生活を始める。 |
1981年 |
運営委員会形式にする。(隔週開催) |

スェーデンの障がい者団体を招きケア制度を学んだ
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1月 |
『心の足を大地につけて』出版。 |
4月 |
『みっちのトッコラ旅』(ふきのとう文庫)出版。 |
6月 |
『足指でつづったスウェーデン日記』(朝日新聞社)出版。 |
11月 |
スウェーデンRBUの障がい者オーサら6人を北海道に招待、交流。
北海道に、道立美術館の障がい者無料化を要求し、実現。 |
1982年 |
道営住宅にハーフメイド方式を提案、採用。続いて札幌市も採用。 |
5月 |
『君と同じ、ただハンディがあるだけ』出版。 |
5月
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札幌いちご会の運動により、札幌市営地下鉄白石駅、琴似駅に初めてエレベーターが設置される。 |
9月 |
映画『みちことオーサ』完成、各地で上映会。
土井、池田、みちハウスを出てアパート生活を開始。
佐藤正尋、施設を出て、みちハウスに入居。 |
1983年 |
鹿野靖明、施設を出て自立生活。札幌いちご会の会計を担当する。 |
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5月 |
米村が中心となり、小規模作業所「自立塾」を開所。 |
6月 |
ボストンCIL所長エド・ロング氏講演会を全道7か所で開催。 |
11月 |
小山内、日米障がい者自立セミナーⅡ(東京)でパネリストとして参加。 |
1984年7月 |
小山内美智子、ボランティア男性と結婚。
講演会「スウェーデンの福祉とは」を開催。
札幌市にホームヘルパーの派遣方法について要求。 |
1985年5月 |
小山内、長男出産。
自立塾、古本屋「心修堂」を開店。
初めて障がいのない専従職員を1名おく。 |

大地は重いよ~
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8月 |
講演会「21世紀のケアサービスと住宅」を開催(赤塚光子、野村歓先生を招いて)
札幌市に他人介護加算、ヘルパー派遣、母子加算について要求。 |
1986年 |
専従職員2名に。
定期的資金援助の呼びかけを開始(個人月額2千円、団体は月額3千円)
茶木、福祉村を退村し、自立生活開始。 |
3月 |
「自立生活基金」設立。 |
6月 |
10周年記念誌『自立生活エトセトラ』出版。 |
9月 |
小山内、DPI女性会議に参加。
米村、道障がい者国際交流派遣団(アメリカ、カナダ)に参加。 |
11月 |
黒柳徹子チャリティーコンサート「徹子のオニオンステージ」を開催。 |
1987年 |
専従職員8名(うち障がい者6名) |

糸井重里さんと篠山紀信作
テレカ
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3月 |
運営資金集めのために書き損じハガキ募集を始める。 |
5月 |
オリジナル・テレホンカード製作(コピー糸井重里氏、写真篠山紀信氏) |
1988年9月 |
小山内著『車椅子からウィンク』(文藝春秋社)出版。 |
1989年3月 |
独立した事務所を確保する。(札幌市白石区)
地域介助サービス開始。(その後、制度化されたため終了)
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5月 |
『車椅子からウィンク』がテレビドラマに。
第1回ピアカウンセリング集中講座を開催。(以後ほぼ毎年全道各地で開催) |
12月 |
24時間テレビ(日本テレビ)からリフト付きバスを寄贈される。 |
1990年 |
自立生活サービス事業として移送サービス、相談事業開始。(その後、移送サービスは制度化されたため終了、相談事業はアンビシャスへ移行) |
7月 |
「街で生きるぞ」デモ行進を主催。 |
11月 |
米村哲朗、逝去。
札幌市に全身性障がい者介護人派遣事業の陳情書を北海道難病連と連名で市議会に提出。市、試行事業開始。(91年度より制度化される) |
1991年 |
事務所近くのマンションを借り、自立生活体験室事業を開始。(現在アンビシャスへ移行) |
3月 |
『「自立生活センター」設立への道すじ―札幌いちご会実践の検証』(障害者自立生活問題研究会)出版。 |
1992年 |
「ノーマライゼーションタウン構想」を発表、社会福祉法人化に向けて準備、視察を始める。
評論家木元教子氏を招き、15周年記念講演会を開催。 |
1月 |
15周年記念誌『しなやかな自立へのプロローグ』出版。
オリジナルバンダナ製作、販売。 |
1993年9月 |
『やけ酒は一本の缶ビール』出版。 |
10月 |
第5回自立生活問題研究全国集会(札幌)に主催者として事務局を担当。
澤口、ピープルファースト国際会議(カナダ)に参加。 |
1994年 |
社会福祉法人設立準備委員会発足。 |

浩子さん来札。
小山内、澤口と3人で
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4月 |
小山内、『痛みの中からみつけた幸せ』(ぶどう社)出版。
北海道主催の「障害者福祉計画」懇話会に出席。 |
10月 |
伊江島「土の宿」を訪れ、木村浩子さんと再会。 |
12月 |
評論家樋口恵子氏を招き、講演会「高齢者、障害者が安心して暮らせる街づくり」を開催。 |
1995年 |
自立生活プログラムを中心とした小規模作業所「フルハウス」開所。(現在アンビシャスへ移行し、医療ケアの必要な重度障がい者の生活介護事業所に) |

笑顔でピアカウンセリングをする茶木さん
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4月 |
小山内、『車椅子で夜明けのコーヒー』(文藝春秋社)出版。 |
8月 |
講演会「障害者の生と性、そして自立」を主催。
澤口他5名で電動車いすキャラバン(留萌~稚内~剣淵~旭川)を実施。
体験室を利用し、ホームヘルパー養成講座を開催。小山内、澤口、実技アドバイザーとして参加。 |
1996年1月 |
小山内、『車椅子スウェーデン母子旅』(北海道新聞社)出版。
ニューヨーク大学制作ビデオ「愛したい愛されたい」ビデオを翻訳販売。 |
5月 |
茶木豊子、逝去。ジェームスディーンを愛し、生きる努力をした女性だった。 |
1997年3月 |
小山内、『あなたは私の手になれますか』(中央法規)出版。 |
5月 |
小山内、客員講師として県立宮城大学で講義。 |
6月 |
NHKの北海道スペシャルで「あなたは私の手になれますか~小山内美智子のメッセージ」放映。 |
1999年 |
社会福祉法人アンビシャス設立。
理事長・澤口京子、総合施設長・小山内美智子。
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2000年5月 |
社会福祉法人アンビシャス、オープン。札幌いちご会は任意団体として継続。 |
2001年5月 |
小山内、ソウルの韓国障害人移動奉仕隊全国協議会に招かれ講演。 |
2002年4月 |
小山内、澤口、韓国版『あなたは私の手になれますか』出版記念のため韓国へ。 |

アンビシャスにて韓国障がい者招待
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5月 |
韓国の障がい者28人を招いてアンビシャスで研修。 |
6月 |
『あなたは私の手になれますか』韓国で出版。 |
10月 |
『素肌で語り合いましょう』(エンパワメント研究所)出版。 |
2007年1月 |
札幌いちご会30周年記念パーティ―開催。女優、高橋恵子さんが小山内の新刊を朗読。 |
6月 |
小山内、『私の手になってくれたあなたへ』(中央法規)出版。 |
2008年 |
小山内、悪性リンパ腫で入院。(2015年完治) |
2009年7月 |
小山内、『私、生きるからね』(岩波書店)出版。 |
2011年7月 |
NHKヒューマンドキュメンタリー「あなたが私の道しるべ~小山内美智子と浅野史郎」放映。 |
9月 |
小山内、ニューヨーク視察旅行。コロンビア大学にてジム・マンディバーグ教授と精神障がい者の就労について話し合う。(9/9~18) |
2012年3月 |
JICAの視察団がアンビシャスを訪問した縁で小山内、カザフスタンのコスタナイ、アルマトイの自立生活センターにて講演。(3/30~4/14) |

カザフスタンの女性リーダーたちと
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2014年7月 |
小山内、社会福祉法人アンビシャスの総合施設長退任。
澤口、アンビシャス総合施設長兼任。 |
11月 |
小山内、木村浩子さんに招かれ、NPO法人まなびやー設立記念講演へ。(沖縄) |
2015年4月 |
澤口、社会福祉法人アンビシャス理事長、総合施設長退任。 |
2015年4月 |
NPO法人札幌いちご会設立総会開催。 |
5月 |
小山内、東京大学「障がい者のリアルにせまるゼミ」にて福島智教授、熊谷晋一郎准教授とともに「障がい者と性」について講義。 |
8月19日 |
札幌いちご会NPO法人設立。 |
10月 |
NPO法人札幌いちご会記念講演「自分の力で生きる」開催。講師竹田保氏。 |
11月 |
勉強会「65歳になったら私たちに何が起きるのか」、奥田龍人氏(NPO法人シーズネット)、森本俊二氏(相談支援事業所さにーさいど)開催。 |
2016年2月 |
勉強会「自立生活を守る~65歳になったら私たちに何が起きるのか
~」函館で開催。講師:奥田龍人氏、横川由紀氏(自立の風かんばす)、小山内、澤口。 |
8月 |
居宅・介護事業「ヘルパーステーションいちご」開所。 |
9月 |
学習会「地域で心地よく生きる~多様な障がい者の自立生活とは~」を帯広市にて開催。講師:登り口倫子氏(車いすクリエイティブプランナー)、小山内。
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10月 |
講演会「『あなたの人生に恋愛は必要ですか~障がいのない人もある人も愛し合って生きるために~』」講師:熊谷晋一郎氏(東京大学准教授)およびディスカッション開催。 |
12月 |
NPO法人札幌いちご会が読売福祉文化賞を受賞。 |
2017年1月 |
札幌いちご会 40周年記念講演会。
「札幌の40年の福祉を語る」
講師:上田文雄氏(元札幌市長)
&
小山内著『おしゃべりな足指』出版パーティ
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3月 |
「札幌市介護時間支給決定(重度訪問介護)の改善を求める陳情」についての、厚生委員会陳情審査に出席。 |
6月 |
京都JCIL(日本自立生活センター)を訪問。 |

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8月 |
講演会『中途障がい者と生まれつき障がい者はどう違うのか?』講師:小林博子氏、およびディスカッション開催。 |
11月 |
札幌市役所前にて、小山内が呼びかけ人となり「私たちの命、見捨てないで」という旗を掲げ、ヘルパー不足を訴える座り込みをおこなう。 |
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2018年1月 |
映画上映&講演会『みんなの学校』開催。講師:木村泰子氏(大阪市立大空小学校初代校長)。 |
6月 |
映画『こんな夜更けにバナナかよ』の撮影に、小山内がエキストラで参加。 |
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6月 |
札幌市主催の『重度障がい者に必要な在宅介護の在り方検討会(第1回)』に、小山内が委員として参加。 |
7月 |
小山内著『ケアの扉を開いて~あたたかな手とともに生きる~』出版。 |
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7月 |
講演会『音のない世界でどう芸術文化を楽しむか』開催。講師:廣川麻子氏(NPO法人TA-net理事長)。 |
9月 |
講演会『心はじけたアメリカ』開催。講師:登り口倫子氏(相談室ぽぽ相談員)。 |
11月 |
講演会『映画「こんな夜更けにバナナかよ」は、どのようにして作られたのか』開催。講師:前田哲氏(映画監督) |
講演会『災害が起きたら、私達はどう生き抜くか』開催。講師:東俊裕氏(熊本学園大学教授) |
2019年2月 |
北海道介護福祉士会札幌支部 平成30年第3回研修にて小山内講義『当事者から介護福祉士に期待すること』 |
7月 |
講習会『福祉制度をみつめる』開催。講師:光増昌久氏(社会福祉法人札幌緑花会理事、障害のある人と援助者でつくる日本グループホーム学会代表) |
9月 |
講演会『日本の公的介護保障はこうして出来上がった』開催。講師:山下正知氏(社会福祉法人全国盲ろう者協会事務局長) |
10月 |
講演会『たった一人のあなたを救う~新宿歌舞伎町に「日本駆け込み寺」をつくる~』開催。講師:玄秀盛氏(公益社団法人日本駆け込み寺理事) |
11月 |
講演会『分身ロボットが人の可能性を広げる』開催。講師:吉藤オリィ氏(株式会社オリィ研究所共同創設者代表取締役CEO) |
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