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聞くと見るとでは大違い。

昨日の続きです。

私たちが東京へ行った日は、汗がふき出るほどのあたたかな日差しが出ていました。すばらしいクリスマスツリーがあちらこちらに見えて、どこでも写真を撮りたくなりました。

浅野さんの出版パーティーが終わった次の日、私は楽しみにしていたことがありました。東京の由緒あるホテルに行きバリアフリーチェックをおこない、来年東京に来ることがあったなら一泊してみようと思っていました。札幌からそのホテルに電話をかけ「バリアフリーの部屋はありますか?」と聞くと、美しい声で「ありますよ。ここのホテルは全てバリアフリーでございます。いつでもおいでください」と、丁寧な口調で話してくださいました。言語障害のある私が電話をかけると、ぶっきらぼうに答えが返ってきたり、無視され電話を切られることさえあります。こんなにやさしい口調で話しかけてくださるホテルは、きっとすばらしいのだろうと私は心がウキウキして、一生懸命働いて来年の楽しみにしようと思いました。少し落ち込んだ時も、そのホテルに電話をかけたくなる衝動にかられるくらいでした(笑)。 >>続きを読む

安心して生きられる日まで

久しぶりのブログです。書くことがたくさんありすぎて、なにから書いてよいのかわかりません。

浅野史郎さんが『明日の障害福祉のために』という本をお書きになり、その出版パーティーが12月2日に東京でおこなわれたので行ってきました。浅野さんは「出版パーティーをやりたいから本を書いているんだ」と、いつも言っています。半分冗談かなと思っていましたが、それは本当のことだったようです。今回のパーティーは少人数でおこなっており、会場の人からも浅野さんへのお祝いや自分の思いを発言していました。それを聞いて(いろいろな方がいるのだな)と思い、今までの出版パーティーの中で一番思い出に残るものになりました。(来年はどの人を講演会に呼ぼうかな)と迷うくらい、様々な人と出会いました。

「今度、浅野さんが出版パーティーをおこなう時は札幌でやってください」と、私は挨拶で言いました。浅野さんがパーティーの司会者をおこない、挨拶の時間が決められており、その時間がくると浅野さんが立ち上がり、話をやめるようにしていました。浅野さんは天皇陛下から賞状と勲章をいただいており、その額縁が会場に飾ってありました。 >>続きを読む

☆おススメの講演会のお知らせ☆

札幌いちご会が日頃大変お世話になっている方が、障害のある方や障害福祉サービス事業者向けの災害対策の講演会を主催されるため、ご紹介をいたします!!

 

 

 ~第6回『災害福祉学習会』~ 災害福祉を学ぶシリーズ研修会②

『災害福祉学習会』は、障がいのある方や障害福祉サービス事業所等の防災、災害時支援を学び、「災害派遣福祉チーム」の創設を目指す有志による学習会です。これまで、参加者の取り組み共有や、事業所の防災計画、備蓄食などをテーマに開催しています。

 平成30 年度は「災害福祉を学ぶシリーズ研修会」として、3 回にわたって研修会を開催していきます。今回は、北海道胆振東部地震の影響により延期となっておりました第6回を下記の通り、開催いたしますので、ご興味のある方は、どうぞご参加ください。

1 日時:平成30年12月15日(土) 14:00~16:00(開場13:30)

 

2 場所:市民活動プラザ星園 2階 中会議室(札幌市中央区南8条西2丁目) >>続きを読む

ガパオライスでおもてなし

 昨日の札幌は吹雪でした。部屋の中が暗くて夜のようでした。最近、友達がちょっとさみしそうだったので、私の家でのランチに誘い、少しでも笑ってほしいと思いました。共通の友達のヘルパーさんが、「タイ料理のガパオライスを作ってあげる」とおっしゃってくださり、私の家で作ってくださり、料理をいただきました。想像できる味ではなかったので、どんなものが出てくるのだろうとワクワクしていました。

 そのヘルパーさんは朝の派遣が多く、料理を作る時間が多い人です。いつも私はヘルパーさんに、おかずに入れるものを言ったり味付けを指示します。でも彼女は10年近く来てくださっているので、味付けはもうまかせています。でも必ず、「小山内さん、味見してください」と小皿におかずを入れて、私の口に入れてくださいます。「もうちょっとコショウかな?ワインも入れたら美味しいかな」と、私は言います。とても良い料理のケアです。 >>続きを読む

かすかな夢を描く

 11月17日、『災害が起きたら私たちはどう生き抜くか』の講演会をおこないました。この講演会のお話は、いちご通信2月号に詳しく載せていただきます。東先生の話を聞き、考えたことをすぐ実行に移す先生に、私は感動を覚えました。東先生は65歳で、私と同じ歳です。昔から笑った横顔がステキな人です。社会に対してはいつも怒ったり喜んだりして、おもしろい人だなと遠くから見ていました。車いすの人が弁護士になり、大学の先生をおこない、内閣府で働き、障がい者運動をおこなっているのです。こんなにすごい人は、なかなかいません。肩書がえらいという訳ではありません。熊本地震のときは、自分の貯金をはたきトラックを買ったり事務所を作ったり、仮設住宅の設計を変えたり、自分の働いている大学を避難所にして学生さんたちをボランティアで動かしたのです。言葉で言えば簡単に聞こえますが、今このような力強い方は少ないです。

 東さんに「ヘルパー不足で困っているのだけど、誰かそれを具体的に考えて政治に訴える若い障がい者はいないですか?」と聞いてみたら、すぐにニッコリ笑い「小山内さんがやればいいでしょ?ほら、すぐ選挙事務所作ってやりなさい」と言われ、私は(あぁ、なるほどな)と思い、考えた者が動くしかないということを教えられました。 >>続きを読む

切手配達からトイレ?

 事務所にばかりいると視野が狭くなると思い、たまに私は切手配達をおこなっています。昨日は北海道テレビ放送(株)に切手を配達しに行きました。こちらの会社は、長い間切手を買ってくださっております。担当の人が変わっても引き継いでくださり、とても親切なのです。ありがたいことです。全国の皆さんが送ってくださる書き損じはがきは、いろいろな方に買っていただいています。最近は官公庁の人も買ってくださるようになり、嬉しいです。北海道テレビ放送は、会社の建物を新しく街の真ん中に建てられました。駐車場の幅が広くて、驚きました。すべての駐車スペースが障がい者用になっています。(こういう駐車場が増えたなら、社会はもっと明るくなるのにな)と思い、私は嬉しくてたまりませんでした。 >>続きを読む

愛のあるプレゼントです。

 11月11日は、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の映画監督である前田哲さんの講演会をおこないました。200人以上もの方が来てくださいました。会場が広かったので、(こんなに来てくださるかな)と不安がよぎっていました。しかし会場をぴったり計ったかのように、観客の方々が来てくださいました。

 私は講演会をやるときに、いつも考えていることがあります。福祉関係者はもちろんのこと、福祉と縁がないと思っている人たちにも来ていただきたいと、いつも考えています。その人たちが、福祉は誰にでも必要なんだということを感じ取ってくださるよう願っています。また私は来年になると、どんな講演会をしようかと考えて、ちょっとうつ病のようになりそうになります。今2つ考えていますが、あと1つか2つ考えなくてはなりません。しかしそんな苦しいときに、ひょっこり思わぬ人が、いちご会の事務所に現れるのです。前田さんもその一人でした。今年の2月5日に、「鹿野さんのことを聞かせてほしい」とやってきました。前田さんはとても笑顔のかわいい人であり、(この人だったら講演会をやってくださるかも)と思いました。すこし甘い声を出し「前田監督さん、講演会をやっていただけますか?」と言うと、すぐに「あ!いいですよ!僕でいいんですか?」とおっしゃってくださいました。これで私の悩みが一つ減ったのです。 >>続きを読む

すごいです!ポルノグラフィティの曲が流れます!

 11月8日(木)の夜6時から、札幌テレビの「どさんこワイド」という番組の中で、映画『こんな夜更けにバナナかよ』の広告とともに、「障がい者のヘルパー不足について」を取り上げていただきました。私が20歳代の時の、足指に鉛筆を持ちダイヤル式の電話をかけてボランティア集めをしているシーンが流れ、それを見て懐かしく思いました。(あんなに足の指が強かったんだな。もう一度ああいうことができたらいいのにな)と思ってしまいました。

 あれから私は、首の手術を3回したので足が思うように動かなくなってしまいました。でも、まだ右足の親指が動くので、なにかできないかと考えています。iPadを使い自分の名前をサインしたり、花でも描けないかなと夢みています。でもあまり足を使うと、首に良くありません。生きることは常に挑戦です。花一輪を一日かけて描くことも、私の夢です。なにかやろう、という気持ちを大事にしたいなと思っています。 >>続きを読む

最高の映画『こんな夜更けにバナナかよ~愛しき実話~』

 11月4日(日)、待ちに待った映画『こんな夜更けにバナナかよ~愛しき実話~』の試写会に行ってきました。前田監督さんと松竹の人たちが、6年間も作品をあたためて制作したものです。今まで、障がい者を描いた映画はたくさんありましたが、障害をもって生きるということがどんなに大切かを教えてくださる映画だと思いました。私は毎日ケアを受けて生きています。いつも「すみません」「ありがとう」と言っています。ヘルパーさんに私が嫌われると去っていかれないか、という心配が常に心にあります。障がい者の方はみんな、そういう思いで生きているのです。でも今回の映画は、ケアを堂々と受けて自由に生きろ!と、みんなに語りかけてくれているような気がしました。ユーモアあり悲しみあり、疑問あり未来ありの物語です。

 私も若くはないですから、どのように死のうか、と考えてしまいます。でもやはり、この映画をみて、頭と心と言葉が動く限り、正直に自分にうそを言わないで生きようと、あらためて考えました。障害をもっている人たちだけでなく、今なにかに悩んでいる人、苦しんでいる人も、見てください。エネルギーがわいてきます。障害をもっている人に会ったことのない皆さんも、私たちと向き合ってください。心に喜びとやさしさを与えてくださる映画だと思いました。 >>続きを読む

鹿野さん、せんべいを食べましょうね

    11月は、いちご会で大きな講演会を2つもおこなうので、忙しい毎日を過ごしています。いちご会の講演会の参加者集めに、たくさんの方々が力を入れてくださっていることに感謝しています。『こんな夜更けにバナナかよ』をとおして、今日も若い女性がボランティアに来てくださいました。鹿野さんはもうこの世にいないけれど、鹿野さんの思いを引き継いで生きているボランティアの人達がたくさいる、ということです。天国にいる鹿野さんの「ボランティア来てよかったね!一人でも自立生活できるといいね」とニコニコ笑っている顔が浮かびます。 >>続きを読む