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祈る思い

 最近、肩と首の痛みがはげしくて、ブログを書く気力も起きませんでした。痛みというものは、どこまで我慢してよいものか、わからなくなることがあります。壁などに頭をぶつけた時、ヘルパーさんたちは「痛かったでしょう?!」とぶつけたところを撫ででくださいます。でも、心の底では(ぶつけたとこなんて痛くないのよね。肩と首の方がよほど痛いの)と叫んでいます。あまりヘルパーさんに八つ当たりしないように、明るく生活しようと思っています。今年の始めに、新しいカレンダーをみて吐き気をもよおしたのも、身体の疲れや痛みが溜まっていたからでしょう。障がいをもった皆さん、みんな同じ気持ちで生きていることだと思います。

 ある老人病院で、友達のお母さんが92歳で入院しています。そしてその隣に、54歳の脳性まひ者の女性がいて、不随意運動でずっと手足を動かしているそうです。友達は「命ってなんだろうね?」と言いました。私は、54歳の女性が普段、病院ではどういう生活をしているのか、とても知りたくなりました。彼女はまだ私より若いです。彼女を理解してくださるヘルパーさんがいたなら、寄りそって優しいケアをうけて生活できていたのかもしれません。彼女のそばに行き、「起きて車いすに乗ってみない?静かに手を上げ下げしようか?なにしてほしい?」と声をかけてあげたいです。彼女は在宅でホームヘルパーをうけて、生きていくチャンスがなかったのだと思います。同じ脳性まひ者として生まれた私は心が痛みます。そういう話を聞くと、肩の痛みなんか贅沢な悩みかもしれません。

 昨日もいちご会に、地方に住む40代の筋ジスの男性からメールがきて、「障害がどんどん重くなってきている。親のケアは限界にきている。札幌に行きたい」という内容でした。彼の気持ちはよくわかります。でももっと、北海道の市町村が障がい者のヘルパー時間やヘルパーシステムを考えていってほしいと思いました。地方の人たちは、札幌に行くと天国だと思っているのかもしれません。でも実際は、札幌もヘルパー不足で困っています。

 35年くらい前のいちご会なら、そういう人が来た時にはゆっくり話を聞き、いちご会で雇っている職員がすぐにアパートを見つけたり、ボランティアを探したり、ヘルパーさんの手続きをしたり、生活保護の手続きをサポートできたのです。「夢を見ているみたいだね」と障がい者たちは言っていました。でも今、いちご会は少数の障がい者しかサポートできない状況にあります。「他のヘルパー事業所にも相談してください」と言って紹介しています。ヘルパー不足で地域生活をあきらめて親元に帰る人もいるそうです。ヘルパー制度を抜本的に変えていかないと、障がい者たちは生きていけません。親が死んでしまい、施設も満杯です。医学に関係する学生さん達は強制的にヘルパーを何年かおこなう、という法律をつくったらいかがでしょうか?反対する人も必ずいると思いますが、今の障がい者たちの生活を見ていると、そう言わざるを得ません。

 先週も今週もレントゲン技師さんと付き合いましたが、レントゲンを撮る際に「動かないでくださいね」と何度も言われるのです。(そう言われたら、なおさら動いてしまうのになぁ)と言いたい気持ちを抑えながら、頑張るほかありません。このレントゲン技師さんも、学生のうちにヘルパーを経験し、様々な障がい者と付き合うことにより、レントゲンをどうしたらもっと良く撮れるようになるか、がわかるのではないでしょうか?

 医学を研究している人たち、医師、理学療法士、作業療法士、看護師、ケースワーカー、ヘルパーなど、みんな1つになり命を助ける人たちです。まず医師はいちばん偉い人と決めつけていますが、薬が処方され、最後にその薬を飲ませてくださる人は誰ですか?ヘルパーさんがいなければ医学の力は役に立ちません。その現実を国民の方々は、よく考えて政治を決めていかないと、高齢社会も置き去りにさせられてしまいます。今、早急にやるべきことは、日本中や世界中のヘルパー制度がどうなっているのかを、障がい者と学識経験者と政治家と行政が細かく調べて行き、どの形が日本にとってベストなのかを打ち出していくことだと思います。

 私の首を20年くらい前に手術してくださった先生と再会し、レントゲン結果を診て「首の手術は、まだしなくて大丈夫だよ」と言ってくださいました。そして肩に痛み止めの注射を打ってくださいました。いろいろな病院で診察を受けたこと、感謝します。どうかヘルパーさん達の暖かな手で生きられるよう、私たちのところに来て、生活を助けてください。お願いします。

まったくあなたの考えは、私も同感です。 小さな土の宿を通し

まったくあなたの考えは、私も同感です。 小さな土の宿を通しての運動ですが、年に二回通信を出しています。 秋号に、あなたのブログを抜粋して載せさせてもらってもいいですか?

レントゲンのところは、私たち脳性麻痺者の大きな悩みです。 私などレントゲン受けた時から病院嫌いになってしまい、なにがあっても病院に行かずなんとか生きています。

小山内さん、しっかりこれからも書き続けてください。 あなたや私の意見はCP者全体の意見です。 がんばってください。