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真っ青な空に白い月

 地震が終わり、静けさが戻るかなと期待していました。少しの間、忙しすぎました。私の家には一日4人のヘルパーさんが来るので、4人の人が地震の話をします。疲れて帰ってきたとき、ヘルパーさんが「地震が怖かったね」と話そうとしたとき、私はカッときて「もう地震のことはやめて、黙ってて!」と言ってしまいました。ヘルパーさんはびっくりして、息を止めるような顔をしていました。(言わなきゃ良かったかな)と思いましたが、あのときはたぶん私の精神状態が少しまいっていたのだと思います。それからヘルパーさんと私は、黙ってご飯を食べて、お風呂に入れていただき、ストレッチ体操をしていただき、寝ました。夢の中でも、原稿を書いたり、秘書に「これをやって」「さぁどこかへ行きましょう」と指示をしたりなど、仕事をしています。朝、目が覚めても息切れしているようです。

 しかし、敬老の日はとても静かな日でした。真っ青な空に白い月が見えました。その月を見ていると、心身共に穏やかになり楽になってきました。ベランダに植えたトマトや大葉やラディッシュなどに、花が咲いてきました。ヘルパーさんに「小山内さん、すぐ花を取ってはいけないよ。花を眺める時間を作ってね」と言われて、とても嬉しい言葉だと思いました。私はせっかちですから、実が無くなった枝はすぐ刈ってしまい、来年の準備をしてしまいます。最後に植物は白い月をみて花が咲くことを知り、感動しました。私ももっと花を咲かせてもいいのだな、と思いました。月を見て世界一周をしたような気持ちになれたのです。単純な女でしょうか。

 樹木希林さんがお亡くなりになったことは、とても残念です。人が死んでいくということは、その人の文化が消え時代も変わっていくということを感じました。でも希林さんは、たくさんの花を咲かせてこの世を去って行ったのだと思います。希林さんは全身ガンにかかっていました。でも彼女は「私は健康な自分とガンになった自分を経験しました。健康な時と病気の時の自分では、視線が変わったのです。それが人間にとって大事なことだと思います」というようなことをおっしゃっていました。私たちは、健常な体を持っていても、障害のある体をもっていても、それぞれ生きている役割があるのだということを、希林さんは教えてくださったのだと思います。いろいろなドラマや映画を楽しませてくださり、ありがとうございました。

 私はまた、白い月を見て楽しんで生きるエネルギーをいただこうと思っています。

 月は太陽の光で輝いています。地球も人間も同じです。私も太陽になりたいな。無理かしら。

月と太陽

小山内さん、こんばんは。
唐突ですが、私も太陽になりたいです。自分だけじゃなく、みんなで輝きたいですね。
(ちなみに、月は遠慮しておきます。物静かなほうではないので・・・)

遅くなりましたが、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
災害時、何ができるのか 無力さを感じずにはいられません。

とくやままちこ 様

私もたぶん、月にはなれないでしょう。でも、なれないからこそ、憧れがあるのでしょう。人は重い病気になったり悩みを抱えたりしているときは、月ではないでしょうか?そういう時に色々な人が来てくださり、太陽になってくださるのだと思います。時にはおせっかいな対応もあるでしょう。私はたくさん病気をしてきましたから、よくわかります。

まちこさんも、月になることがあるでしょう。そして周りの人に感謝する日が来るかもしれません。

お元気で。

かしこ