ナビゲーションメニューへ

最高の映画『こんな夜更けにバナナかよ~愛しき実話~』

 11月4日(日)、待ちに待った映画『こんな夜更けにバナナかよ~愛しき実話~』の試写会に行ってきました。前田監督さんと松竹の人たちが、6年間も作品をあたためて制作したものです。今まで、障がい者を描いた映画はたくさんありましたが、障害をもって生きるということがどんなに大切かを教えてくださる映画だと思いました。私は毎日ケアを受けて生きています。いつも「すみません」「ありがとう」と言っています。ヘルパーさんに私が嫌われると去っていかれないか、という心配が常に心にあります。障がい者の方はみんな、そういう思いで生きているのです。でも今回の映画は、ケアを堂々と受けて自由に生きろ!と、みんなに語りかけてくれているような気がしました。ユーモアあり悲しみあり、疑問あり未来ありの物語です。

 私も若くはないですから、どのように死のうか、と考えてしまいます。でもやはり、この映画をみて、頭と心と言葉が動く限り、正直に自分にうそを言わないで生きようと、あらためて考えました。障害をもっている人たちだけでなく、今なにかに悩んでいる人、苦しんでいる人も、見てください。エネルギーがわいてきます。障害をもっている人に会ったことのない皆さんも、私たちと向き合ってください。心に喜びとやさしさを与えてくださる映画だと思いました。

 目まぐるしいケアの世界の中で、どんどんボランティアの人たちは鹿野さんに惹かれていくプロセスが、とても良かったと思います。大泉洋さんも、筋ジストロフィーの手の動かし方や体の動きなど、十分にトレーニングしたのでしょうか?ダイエットは大変だったでしょう。大泉さんがセリフをはっきりお話しされ聞きやすかったことが、嬉しかったです。とにかくこの映画は、私には言い尽くせない、世界中の人に見てほしいという思いがあります。なにか賞をとられると良いですね。

 11月11日はポッキーの日です。いちご会主催で、映画をつくった前田監督さんの講演会をおこないます。映画をつくっているシーンも見せてくださるそうです。まだほんの少し席が空いているので、時間のある方はぜひいらしてください。

 試写会のあと、私はSTVの取材を受け、あまりにも感動したので何を話していいかわからなくなり、くしゃくしゃな顔になり泣いてしまいました。それだけ心を動かす映画です。最後のシーンで、本物の鹿野さんが映るのです。あの映像には驚きました。鹿野さんと一緒に生きて一緒に働いてきた時間を思い出しました。鹿野さん、天国でみんなの心が平和になるように、みていてくださいね。障がい者たちは自由に、自分にうそをつかないで生きられるように見守っていてください。

 

この取材の映像は、『どさんこワイド』に出ます。8日18:30からです。24時間ケアについてと、鹿野さんが主人公の映画のコマーシャルが映されます。