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許せるもんか!

 昨日の夜、『1型糖尿病 障害年金支給停止等取消訴訟』の裁判で、裁判所が国に対し、違法を認め年金支給停止処分を取り消すよう判決を下した、というニュースが流れた。厚労省側が1型糖尿病の疾患がある本人たちに、何の予告もなく障害基礎年金を切ったという。障がい者にとって障害基礎年金は、生きるための必要最低限のお金である。それを理由もなく切ってしまったことは、考えられないと私は思った。

「説明する時間がなかった」と厚労省側が言ったというが、それはあり得ない。最低限、説明の文書だけでも送ることが行政側の役割ではなかろうか。

 私も65歳になり、障害基礎年金から介護保険料が引かれていた。私は働いているので、介護保険料は月給から引いてほしい。そして私はヘルパーを受けているので、ヘルパー代もかかる。引かれる額が次々と予告もなく増えている。

 1型糖尿病とは、ヒトの免疫疾患であるという。これは明らかに障害であり、このことを許してしまうと、厚労省は年金から制度にかかるものを次々に引いていく。そして私たちはお金が無くなり、行きたいところにも行けなくなり、食べたいものを買えなくなってしまう。

 障がい者の友達に、「たまには食事に行こうよ」と誘ったとき、「お金がないから行けないよ。コンビニの弁当でガマンする他ないんだ。ご飯を作ってくれるヘルパーさんも少なくなってきたしね。」と言われた。私は心から悲しくなった。

 ある障がい者は、ヘルパーさんを探そうと色々な事業所に頼んだが、ヘルパーの派遣時間を事業所側に決められたり、外出の際は1週間くらい前から予約しなければいけなかったりするという。朝起きて、「ちょっと今日は体の調子がいいので、ウインドウショッピングにでも行こうかな」と思っても、行けないのである。その人は「地域が施設化している」と言った。(なるほど。まったくその通りだ。)と私も思った。

 最近、スーパーに行くと、小さな子供たちが私を不思議そうな目で見つめる。あの視線は、40年か50年前の視線であった。でも最近はやはり、障がい者は外で遊ばないし、普通学級にも行かない。私のような変なおばさんを見ると、(なんだろう?)と子供たちは疑問をもつのだろう。

 私たちは地域に生きているが、透明な壁があり、自由に動けなくなってきている。障がい者たちは一日のスケジュールを、ヘルパー事業所やデイサービスや就労支援事業所やショートステイなどに、決められて生きなければならない。『障がい者の合理的配慮』という美しい言葉は、どこへ行ったのだろうか。

 国の都合により、障がい者のお財布から勝手にお金を抜き取るなんて、許してはならない。これらのことを許してしまうと、同じことを繰り返すだろう。

 国がこの判決に対し控訴することを断念するよう、要請するWEB署名に賛同してください。

http://chng.it/vFkgFzVKz2