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生き地獄を失くしていくための知恵をください

 6月4日の夜、NHKの『クローズアップ現代+』を観た。老人ホームの実態が映されていた。当直の際、60人の高齢者に対し職員が3人だという。うち2人は外国人であり、1人だけ日本人であった。職員の少なさに、私は驚いた。1人の職員の周りにたくさんの高齢者がいて、職員はご飯を食べさせたりトイレを手伝ったりしていた。高齢者の中には、なかなか来ない職員に対し腹を立てている人もいた。ああいう環境の中で冷静なケアはできない。人間の生きられる場所じゃないと思った。でもこれは現実なのである。

 今の40・50・60代の人は、20~30年経つと、あのような生活をしなければならない。私も(ヘルパーさんが来なくなってしまったら、老人ホームにでも行こうかな)と思うときもあるが、ケアをしてくれる職員があまりにも少ないので、生きた心地がしないだろう。『生き地獄』といっても過言ではない。

 あのような現状からどう抜け出していくかを、少しでも番組内で描かれていたら安心したが、描かれていなかった。「介護はボランティアか奉仕である」と、コメンテーターの大学教授が簡単に言っていたが、「ではあなた、明日からあの中で働けますか?」と聞きたかった。あのような番組の中に、ケアを受けて生きている人がいないことがさみしい。自分たちは若いから、ケアを受けるというイメージを作れないでいるような気がした。

 iPS細胞で奇跡的に私の手が動くようになったら、高齢者にケアをしてあげたいと思っていたが、あのような環境では心身共に壊れてしまう。人間は薬で長生きできるようになったが、心は長生きできない。やはり、安楽死をしなければいけないのか。国民全体が考え、学校の教育や政治も即変わっていかないと、顔中ご飯粒がついたおばあさんがいるような悲劇が続いてしまう。職員は冷静に働けない。「いつ私が殺人者になるかわからない」と言っていた。

 今は毎日のように、家庭内で殺人が起こり、高齢者がアクセルとブレーキを踏み間違えて人が死んでいる。この問題を解決できる人が、政治家になるべきだろう。日本はアメリカから、戦争に使うヘリコプターを数えきれないほど買うという。人を殺す武器はいるのだろうか。もう殺し合いはやめてほしい。はやく老人ホームに当直の職員を4人・5人・6人にしてあげるのが、政治家ではないだろうか。そしてお年寄りは、やってもらいたいことを静かに伝え、(ああ、生きていて良かったな。感謝して死んでいこうかな。)と思える人生にしなければいけない。人の優しさはどこへ行ったのだろうか。

 もっとキラキラ輝いて生きている人にスポットライトを当てて、(私もあの人のように生きたい)と思えるような番組を目指してほしい。これからの高齢者の生き方は、一人ひとりの明日からの生き方で変えられるかもしれないと、私は信じたい。

大阪警官襲撃時事件「責任能力あり」とするべき

大阪で警官を刺して拳銃を奪った人物ですが、NHKのニュースで「精神障碍者手帳を保持」と大きく流されました。

なぜその点がクローズアップされたのかよくわかりませんが、もし犯人が手帳を持っているために無罪になるのを期待しているのであれば、それは許されるべきではないと思います。

なぜこんなことをいうかというと、私自身が「精神障害者手帳」を持っているからです。

しかも私は「1級」です。

しかし私はきちんと病識を持って治療しています。

もう何年も再入院していません。

普通に家族と地域で暮らしています。

そういう障がい者もいるのに、すべての精神疾患の人間があのような凶行を起こすと世間の人に思われたくありません。

正直に言えば、私は発病した時、自分の病気のことも知りませんでしたので自分に何が起こっているのかわからず、近くにあるお店の看板を蹴飛ばしたりしたことはあります。

また、入院しているときに担ぎ込まれた患者さんの中に、暴れて数人の看護師さんに取り押さえられて安静になるまで隔離室に入れられた方がいるのも見たことがあります。

それもとてもよくないことだと思っています。

しかし、「刃物で人を刺す」、というのはかなり次元が違います。

ここら辺の境界線はどこで線を引いたらいいのかは非常に微妙だと思いますが、少なくとも精神疾患の人間が凶行を行い、精神疾患だから無罪・・・

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そのような事例が重なると、きちんと治療している人、またしていなくて時々再発はするけど凶行には及ばない人たちが大変な偏見に見舞われると思います。

色々なケースがあるとは思うのですが、あくまで私の個人的な意見ですが、今回の事件は「責任能力がないので無罪」とするべきではないと”あくまで個人的に”思っています。

一精神疾患患者より

愛は人生において最高の薬です。

心の病気は、どんな人でももっていると思います。カッときて何か壊したり、人を叩いたり、言ってはならないことを言ったりすることも、すべて暴力です。人は優しい自分と恐ろしい自分とを、行ったり来たりして生きているのだと思います。

あなたには、あたたかい家族がおり、やさしい医療関係者もいるからこそ、生きていられるのです。愛こそ一番のお薬です。愛を感じて生きていることに感謝をして、生きましょう。

ありがとうございます。

「無知は罪」
「愛の反対は憎しみではなく無関心」
という言葉もございますが、
そのような現状について知らない。
または自分の日々の生活に手いっぱいでそれどころではない。
という方もいらっしゃるかもしれませんね。

このような現状をどのように伝えていくのか?
民意としていかに為政者に訴えていくのか?

これまで小山内さんはさまざまな活動の中で、
このような難しさを感じてこられたのかもしれませんね。

いつもありがとうございます。