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心のバリアフリー

 日々、悔しいことやちょっと悲しいことがあっても、車いすの2人の議員についての国会のニュースを見ると、嬉しくなり心がワクワクしてくる。2人の国会の中でのヘルパーの費用を参議院が特別に出すということになったが、参議院のお金も国民の税金だろう。私たちが受けている重度訪問介護サービスと同じお金だと思う。ヘルパーが家の中の介護だけでなく、国会へ行き秘書をする姿はかっこいい。ただただ家の中で、身の回りのことをしたり黙って見守りをしているだけでは、ヘルパーの人口は増えない。どんなに障がいが重い人でも働きにでかけ、ヘルパーさんの手を借りながら働いて、いろいろな人に出会えることにより、障がい者自身だけでなくヘルパーという存在も変わってくると思う。2人はとても明るい未来をつくってくださったと思う。働くケアは最高の手段だ。

 スウェーデンでは、重度の障がい者が働いた場合、国がその人にアパートなどをタダで貸し出すという。寝たきりの障がい者が学校や大学や会社に行き、いろいろな人に話しかけたり笑顔をふりまくことも大切な仕事だと、現地の人は言っていた。障がい者がどこにでも存在することで、バリアフリーの国になることに違いない。ヘルパーも一生懸命働いたなら、障がい者と一緒に国会へ行き秘書の仕事ができるのである。いろいろな仕事ができることは、とても楽しいことである。スウェーデンのヘルパーが、「一緒に学校へ行ったり仕事をしていると私も勉強になる。お得な仕事よ。」と言っていた言葉が心にしみた。

 ヘルパーは『きつい・きたない・きけん』という『3K』だと言われているが、どんな仕事でもこの3Kはあるだろう。それを乗り越えてこそ、プロのヘルパーになれるのだと思う。障がい者はヘルパーの手を借りていろいろなところへ行くことで、みんなから姿を見られる。私たちにとって『見られる』ことが大切な仕事だと思う。

 最近、小さな子供たちの中で私のことをじーっと見る子がいる。「なにか聞きたいの?」と聞くと、すぐに逃げていってしまう。私が子供だった時のことを思い出す。私は子供を産み、子供が保育園や小学校に入った時、PTA会や参観日などに率先して行っていた。それが私の仕事だと思っていたからだ。子供たちはみんな私に話しかけてくれ、車いすを押してくれる子さえいた。それが心のバリアフリーだろう。

 さぁみんな、ヘルパーさんと一緒に幼稚園や保育園、小中学校や高校、大学や老人ホームへ行き、話をしてこよう。ヘルパーさんと一緒に出掛けよう。それが私たちにとってのお似合いの労働です。

 

 暑くて眠れない日が続いています。このヒマワリを見ると涼しく感じます。いちご会をたずねてきた若い男性が、ヒマワリの花束を手づかみで持ってきてくださったのです。なにも包まないで持ってきたので驚きました。でもものすごく男らしくて、かっこよく見えました。男性たちよ、女性に花束を渡すときは手づかみで渡すとよいのかもしれません。