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微笑みだけではなにも動きません

私は飛行機に乗ると元気が出ることを、またあらためて知った。飛行機から降りると、まったく別世界があり心が躍る。「飛行機が嫌いだ」と言って、機内で私の腕をがっちり握るヘルパーさんがいる。そんな時は「私がいるから大丈夫よ」と元気づける。高い所が大好きなんですよね。

徹子さんのお芝居が始まるのを待っているところです。アマンドという喫茶店で待っていました。甘いジュースで体の疲れをとっていました。ステキなお店でした。

 

飛行機に乗るときに困ったことがある。空港の車いすにヘッドレストがついていないことだ。私は30年くらい前から、「新しい車いすに切り替えた時にはヘッドレストをつけてほしい」と訴え続けてきた。でも見事に裏切られている。全部の車いすにはつけなくてもいいが、私の車いすのように簡単に取り外しできる設計は、すぐできるはずだ。なぜ上の人へ声が届かないのが疑問である。

パラリンピックがあり、ヘッドレストを使う人がたくさん来るだろう。空港内を歩く時は空港の車いすを使って歩きたいものである。どこへ訴えればいいか、知っている人がいたら教えてください。車いすを設計する会社なのか、それとも航空会社一か所ごとに訴えればいいのか、それとも国会に訴えなければいけないのか、どこなのでしょうか。

空港は行くたびに、新しくバリアフリーにしているところが多々ある。しかし車いすだけは変わらない。

時間があったので、航空会社の人にどこを変えてほしいのか、自分の車いすを見せて説明をしてきた。わかってくださったのかな?

ある航空会社の『障がい者へのサービス』という講演会を聞きに行ったことがあるが、『どういうサービスを社内でおこなっているか』という話を切々と言って終わってしまった。障がい者からの意見を言う時間は全くなかった。どういうことを障がい者たちが求めているのかを聞く会社こそ、伸びていくのではないかと思う。その願いはあと何年かかるのか・・・?

「ヘッドレストがついた車いすはないのですか?」と言うと、すごく時間をかけて、この車いすを持ってきた。この車いすに乗ったことがあるが、滑り台のようで体がズルズルと下がってしまう。足の力がよほど強くなければ座っていられない。シートベルトは2本あるのだが、細くてぎこちない。体がずれてしまう。この車いすの設計はおせっかいであり、使う人の意見は入っていない。この車いすの乗り心地が良いと思う人がいるのかどうか教えてほしい。

 

徹子さんのお芝居を見て楽しく過ごした後に、空港で車いすのチェックをしてきた。これが私の旅の仕事である。本当に全航空会社がヘッドレストのことを考えほしい。そして外国の空港はどのような車いすなのかを、勉強してほしい。世界一周して航空会社の車いすをチェックしてみたいです。

車いすで飛行機に乗る際は、いろいろ聞かれとても大変です。細かいマニュアルを作っておいたほうがよいのではないでしょうか。私は飛行機に乗る前から、車いすの重さや大きさを航空会社に伝えて登録してあったのに、搭乗手続きの際には同じことを聞かれメジャーで測られます。パソコンで打ち込んであるはずなのに、同じことを2回おこないます。

ボディチェックも障がい者に対しては甘い。もっと厳しくがっちり触って、危険な人でないかどうかを調べたほうがよいと思う。これも他の国だとどうなのかしらね。

飛行機に乗るとき、キャビンアテンダントは4~5人いるが、笑顔なだけでなにも手を出してくださらない。他の国のキャビンアテンダントは、私の体を軽々と持ち上げる。障がい者のケアを、キャビンアテンダントが少し習ってほしいものである。すべて介助者に任せるのはよいことだとも思うが、自分たちも少しは学んで障がい者を抱き上げたり、「なにをしたらいいですか?」と聞くことが大切ではないだろうか。ほほえみだけではなにも動きません。