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ヘルパーさんの離職者を減らすためには

カテーテルのことは今まで飽きるほど書いてきましたが、在宅の障がい者の看護をやっている看護師さんに来て頂き、カテーテルについてのミニ講演会をやって頂いたほうがよいかと考えて、我が家でおこなうことにしました。

真鍋さんは、2008年に私が悪性リンパガンになり入院した際に、「付き添いがいなければ病院を出ていけ」と言われたとき、ボランティアに来ていた人が紹介してくださった方です。そのときは時給700円で看にきていただいていました。入院中のケアをやってくださった方の中には、700円ではバイトにならないと辞めていく人もいましたが、仕事の合間をみつけて何度もお見舞いに来てくださった人もおり、誰もいない時間のすき間を埋めてくださいました。真鍋さんは自分の仕事があるにもかかわらず、私のところへ頻繁に来てくださいました。私が高い熱を出したときも、ペットボトルに冷たい水を入れて、わきの下・股・首などに置いて体中を手際よく冷やしてくださいました。そういう方々が何人かいたので、私はまだ生きていてこのブログを書けるのです。

生きるためにはお金が必要ですが、最後はお金だけではないと私は思います。人を惹きつける力がないといけないと考えています。障がい者は男性も女性も人間すべてを口説かなくては生きていられないのです。真鍋さんには、体に困ったことがあったら電話相談したり会って話しています。多くの障がい者のケアと看護をしているので、障がい者のことをよく理解している方なのです。

「このようなミニ講演会は、ヘルパーの離職者を減らすためにやらなきゃいけないのよね」とおっしゃっていました。とても心強い方です。

 

風船を人の肌に見立てて話しています。

カテーテルの尿をためる袋です。ホースと袋のつなぎ目をよくもむ必要があるとおっしゃてくださいました。今まで何人もの看護師さんにカテーテルのことを聞きましたが、真鍋さんがいちばんわかりやすく詳しく説明してくださいました。

上にあるかわいい風船が、膀胱に入るものです。この風船は、カテーテルが抜けないように止めているストッパーです。風船の先、カテーテルの先端に穴が空いていておしっこが流れます。かわいい風船ですが、膀胱から抜けかかると悲鳴をあげるほど痛いのです。風船中に針が刺さっているような気がしました。「こんなにかわいいのに、あなたはなぜそんなに私を痛みつけるのよ!」と風船に向かって言いました。経験してみないとわかりませんが、安らぎと痛みは裏表です。

患者も自分の体の治療がどうなっているのかをよく知り、ヘルパーさんに説明しなければなりません。でも説明するには限界があります。このようなミニ講演会をやることにより、ヘルパーさんたちもケアにおいて安心感が出てくるのではないでしょうか。ヘルパー事業所の皆さん、このような勉強会が必要だと思います。

管が汚れてくると(しょうがない)と思っていましたが、管をもむと中の汚れが落ちきれいになるのです。驚きました。ヘルパーさんの手が魔法の手になったようです。

 

今回はカテーテルの勉強会でしたが、在宅にいてヘルパーさんがわからないことが他にもたくさんあると思います。来年は在宅の医療を考える講演会でもやろうかなと思っています。医療行為はヘルパーさんには「ここまで」と決められていますが、医学の進歩により、ヘルパーさんも時には看護師の手にならなければ、私たちは生きていけません。障がい者の人もヘルパーさんも事業所さんも、悩んでおられる方がおりましたなら、来年おこなうミニ講演会にぜひいらしてください。そして一人ひとりのミニ講演会もおこなってください。

真鍋さん、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。あなたは白衣の天使です。白衣を着ていないけどね。