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人は紅葉のように生きる

今日から11月、またひとつ歳をとる日が近づいた。来年はどんな楽しい企画を立てようかと考えている。講演会を何度やっても、ヘルパーになってくださる人がこない。私は講演会をなぜやるかというと、ヘルパーやボランティアを集めるためである。だからこそ人がたくさん来る、おもしろい企画を立てなければいけないと思っている。

10年くらい前までは、2~3人は「なにか私にできることはありませんか?」と声をかけてくださる人がいた。来年は講演会でなく、もっと違った形で札幌いちご会の行事をおこなっていこうかと考えている。

秋深し 隣は何をする人ぞ

と言うが、隣の人のことなど考えている暇がなかった。

私のマンションの窓からは美しく色づいた山が見える。車で紅葉を見に行きたいなと思っていたが、病院と仕事のスケジュールが入り、なかなか行くことができなかった。来年こそはと思っているが、あまり期待しないでおこう。

明日から3連休なので、カラオケに行きたい。何人かで大きな声で歌を歌いたい。「安心して生きていたい!」と叫びたい。また今月も病院のはしごになりそうだ。今日は歯が欠けていると言われ、また大変だ。

私は66歳。機械も66年間使えばどこか壊れる。人間も故障するのである。でも医学という力で長生きできるようになったことに感謝している。私の子どものころは、障がいをもったお兄さん・お姉さんたちは30歳前後でこの世を去っていった。医学の力で長生きできるようになったが、医学と共にケアの手も一緒に伸びていくようにがんばっていかなければいけない。あきらめてはおしまいだ。

 

北海道ながらの海鮮親子丼である。いくら・シャケ・栗・枝豆をのせて食べた。いくらとシャケは親子なので、親子丼と名付けた。こんなにおいしいものを家で簡単に食べられることほど、幸せなことはない。私が考え、ヘルパーさんがそのとおりに手を動かしてくださる。こんなに幸せな時間はない。この幸せを永遠に、と祈りながら私は食べた。明日のおかずはなににしようかしら?

サンマが少ない少ないと言われていたが、昨日からサンマが大量に獲れているらしい。明日はサンマの煮つけにでもしようかしら?秋はちょっと太ってしまうので気を付けなければいけない。でも北海道はなんでも美味しいですよ!皆さん、来てください。美味しいものが安く食べられるのですから。そしてヘルパーさんをやってみませんか?仕事はつらさもあるけど人間同士の愛がうまれるかもしれない。そういう仕事は大切だと思う。

 

行きつけの病院の玄関に咲いていた紅葉です。あまりにも美しいので写真に撮ってみました。

昨日テレビで、イタリア大使館の中から見える紅葉は日本一だと言っていました。来年はそこへ行こうかしら、と心おどった。生きる楽しみはこうして見つけるものだと思う。

 

おいしいものばかり食べていると、天国にいる母が怒ってしまうのではないかと思い、花を買ってきた。ヘルパーさんに1本1本の花を、後ろ・前・横、と指図する。なかなか花を生けるのは楽しいが難しい。1か月に1回でも母のために花をゆっくり生けたいものだ。この生け方、みなさんどう思いますか?紫の菊をもっとたくさん買ってきて、真っ赤な小さなバラをちょこちょこ置いたほうがよかったかしらね?でも私としては70点くらいだと思っている。母さん、また花を生けるからね。

 

年賀状の季節がやってきた。札幌いちご会では年賀状を売っている。今年発売されたシールタイプの切手も、なかなかステキである。年賀状はだんだん減っているが、枚数は減ってもたまには離れた友達などに手書きで「お元気ですか?どんな夢をもっていますか?」などと書いてみることがいいのではなかろうか。私も毎年(年賀状をやめようか)と思ってしまうが、やはり札幌いちご会が年賀状を売っているかぎり、出さなくてはいけない。心のこもった言葉をこれから考えようと思う。

 

明日、11月2日、吉藤オリィさんの『分身ロボットが人の可能性を広げる』という講演会をおこなう。200人くらいはいらっしゃる予定である。どんなお話をしてくださるか、楽しみである。

国会で舩後さんが分身ロボットを使い、国会答弁をする日が楽しみである。重度障がい者は『生かされている』のでなく、ロボットを使い多くの人たちの命を助ける役割ができようになると思う。日本の革命だと思う。重度障がい者が国会議員になったことは、これからメリット・デメリットがたくさん叫ばれるだろう。でも確かに言えることは、どこにでも障がい者はいる。障がい者やお年寄りや若者や子供が一緒にとけ合って生きることが大切なのだと思う。

吉藤さんの講演会は映像に残しますから、来られなかった人は札幌いちご会にいらしてください。