ナビゲーションメニューへ

自分で自分を褒めることでパワーが出ます

 先日、北海道大学の作業療法学科で講義をさせていただきました。この仕事は20年以上おこなっており、大変光栄なことであります。障がい者自身が作業療法士になる学生さん達に話すことは貴重なことであり、障がい者にとって最も重要な仕事だと思っています。

 仕事を長く続けるためには、自分を褒めることが大切であり、仕事をしながら楽しみを見つけることが大切です。これからは作業療法学科の人たちも、ヘルパーという仕事をしながら、どうしたなら在宅の人が住みやすくなるかを、障がい者と共に研究することが大切です。生きるということは、いつも楽しみや希望をもつことです。今後、障がい者をサポートするロボットがどんどん開発されてきます。その中で障がい者の人たちにそのロボットをセッティングしたり、直したりする仕事が増えてくると思います。作業療法士は病院や施設だけにいることなく、在宅に行って共に学び、共に研究して楽に暮らせる方法を考える必要があると思います。

 私は「ヘルパーが来ない」と嘆いていないで、ヘルパーさんたちにもっと幅広く働いてもらう世界にしたいと思っています。ただ身の回りの世話・掃除洗濯・外出だけでなく、時には街に行き、使いにくいレストランやトイレがあったら、一緒に改造をしたり考えていくことも必要だと思います。

 また、どうしたならヘルパーさん達にうまくケアが受けられるかを、看護師・理学療法士・作業療法士が共に考えていかなければいけないと思います。私は今後、医療系の職種の人を雇って、ヘルパーとして働いてもらいながら、その人の生活を見て色々なところを改善していただくことを考えています。その体験をレポートにして発表していくことが、ヘルパーの仕事を前進させると思います。「そのようにヘルパーさんの仕事を広げていくことが、これから重要視されていくと私は思います。」ということなどを、16人の作業療法士の学生さん達に語りかけました。

 「あなた方はなぜ今ここにいて、なぜ作業療法学科を選んできたのですか?」と私は問いかけました。みんなモジモジして困った顔をしていました。作業療法学科は年々、女性が増えているようです。女性も社会に進出して、社会を変えていく人たちが増えていくことを、私は期待しています。

 来年に向けて私は、助成金を使ったり市を説得し制度化していただいたりして、ヘルパーだけの資格ではなく作業療法士の人もヘルパーに雇いたいと考えています。それはあくまでもテストケースとしておこないたいと考えています。私たちが安心して生きていくためには、考え方を敏感に次々と変えていかなければいけないと思います。

 私のヘルパーさんたちも60代の人が多く、頼もしくあり70歳までは働いてほしいと思っていますが、でも私も歳をとり障がいが重くなったりするかもしれませんし、ヘルパーさんたちも歳をとり、足腰などが弱くなってくる人がいると思います。ヘルパーさんたちがジムに行ける助成金があると良いのですがね。(笑)

 作業療法士の学生さんたちに、「あなたたちは仕事をしている時に、何がいちばん大切だと思いますか?」と聞きました。みんなは隣の人と目を見合わせて「なんだろう?」と考えていました。「アイディアです。仕事にアイディアがなければ新しいものはなにも生まれません。あなた方は次々とアイディアを考えていくことが大切です。」と私は言いました。

 これから私は札幌いちご会のケアスタッフの中に、北海道大学の作業療法学科の人もヘルパーとして入っていただき、働いていただくことが夢です。その人は働きながら、毎日気づいたことを書いていけばいいのです。そうすることで、生きている論文が書けると思うのです。そういうことにチャレンジしていただきたいと思います。

 夢みるおばあちゃんの話を聞いてくださり、本当にありがとうございました。また来年も新しいネタを考えて行きますからね。学生さんたちは私の話に対してレポートを書いてくださるそうです。楽しみにまっています。

 このような授業の中から、チャレンジしてくれる人が現れ、歴史が変えられていくことを切に願います。ありがとうございました。

 

私はこの日、言語障がいが強くあり、言葉が通じているかどうかが不安でした。90分の講演は大変であり、60分くらいでトイレに行きました。今は試験的にカテーテルを取っています。学生さんたちもトイレを手伝ってくださり、その瞬間が良い授業だと思いました。

この作業療法学科の境先生という方は、気配りが徹底しており助かります。オリィさんの講演会の時も、裏方で会場のスタンバイなどをすべておこなってくださいました。ありがたいですね。また北大で講演会をやりたいです。境先生はちょっと困るかな?(笑)でも今度、私の話を聞いた学生さんたちにボランティアを呼びかけようと思います。

来年もよろしくお願いします。