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天使からの贈り物

 今年もあと1か月ちょっとで終わろうとしている。毎日忙しく体調を壊しながらであったが、働けたことに心から感謝している。先日、札幌市が開いてくださった合同説明会に出展した。(こんな小さないちご会にヘルパーは来ないだろうな)とあきらめていたが、かわいい女性がやって来た。「小山内さんですか?私、大学で小山内さんの映像を見ました。先生からもいろいろ聞きました。すごく会いたかったんです。」と声をかけられ嬉しくなった。そして彼女は、「札幌いちご会のヘルパーとして働いてみたい」と言ってくださった。

 それからまもなく私の家に来ていただき、ヘルパーさんとどう暮らしているかを、みんな見てもらった。彼女の気分を壊さないように、へましないように、と私はものすごく緊張していた。お昼ごはんのとき、ちょっとだけ私のおかずをおすそ分けした。彼女は「すごいですね!憧れの小山内さんに会えるなんて、夢にも思ってなかったわ。」と頬を染めながら言ってくださった。(あぁ、これは天使からのプレゼントだ。)と私は心の底から思った。

 最近は、いくらあがいてもヘルパーが来なかった。ヘルパーを誘うために講演会をおこなったり新聞に出たり本を書いたり、いろいろおこなってきた。でもさっぱり効果がないと、ちょっとふてくされていた。しかし、この人が来てくれたことで、(あぁ、真剣に働いてきて良かった。正直に生きてきて良かった。)と思え、私と一緒に働いている人たちに心から感謝をした。

 やはりヘルパー探しは、健康な職員が呼びかけるより、来てほしい障がい者の人たちがおこなうとよいと思う。行政や事業所や相談室ばかりを頼って生きていても、施設と同じではないかと思う。職員は自分たちでがんばるだけでなく、障がい者の力を借りて一緒に職員やヘルパーをみつけなければいけない、と考えを切り替えていく必要があると思う。

 いつもケンカを売っている札幌市の福祉課だが、今回だけは良いことをおこなってくださったと、心から感謝する。来年度から20代の女性ヘルパーが2人働く予定だ。しかし「2人も来た」と喜んではいられない。その2人に、どう障がい者の手と足になってくださるか、ということを教えなければいけない。正直に語り合うことが大切だ。

 天使の手からダイヤモンドが2個コロコロコロッと、いちご会に落ちてきたようだ。来年もこの喜びを忘れないで、新しい企画を立てていく。