2017年2月10日「おしゃべりな足指~障がい母さんのラブレター」出版
2017年2月10日新書を出版します。
今私が生きていられるのも、私を命がけで育ててくださった皆さんのおかげです。施設で40度以上の熱が出て、隠れてみかんを食べさせてくださったり、近くの病院に連れて行ってくださった看護師さんがいました。上司に見つかると施設を辞めさせられるかもしれなかったのです。脳性まひという障がいを、私にくわしく説明してくださった理学療法士さんもいました。手が胸にくっついてしまったとき「みちこちゃんの手は、時期が来るとちゃんと元に戻るんだよ」と教えてくださいました。脳外科に行ったとき、手術をしたら手が使えるようになると言われましたが、1人の看護師さんが私を暗い部屋に連れて行き「この人たちはみちこちゃんのように話せたの。でも手術をしたら寝たきりになってしまった」と話してくださいました。
私が考えたことを実現させるためには、障がい者運動が必要でした。その仕組みを教えてくださったのは西村秀夫先生でした。恋もあふれるほどしました。一番の理解者は両親だったと思います。私はお金では買えない人という宝くじをたくさん引いてきました。これからも幸せな記憶を大切にし、生きていきます。
ぜひこの本を読んでいただき、人間が本音で生きるということを考えてみてください。
小山内 美智子
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